取り扱いのこと
A1.土鍋のつもりで扱って頂ければよろしいですが、耐熱性や強度を高めるために材料の土や焼き方を工夫して硬く焼き締めてありますので、普通の土鍋ほど乾燥や取り扱いに気を使うことはありません。
Q2.土鍋はカビが生えたり、温度変化に弱く割れ易く、表面の釉薬に貫入(細かいヒビ割れのような状態)が入るなど取扱いが面倒と聞いていますが?
A2.260℃前後の高温で18時間位焼成する有田焼と同様の焼き方をしていますので、土鍋のように柔らかでポーラス状(多孔質状)ではないため、普通にお使い頂ければ、カビの発生の心配も少ない上、熱の急激な変化にも割れたり、ヒビが入ることはありません。
A3.どんなに硬く焼いてあっても焼物ですから、落したり、硬い物にぶつけたり、金物で叩いたりしますと割れたり、欠けたりしますのでお気を付けください。
A4.特殊な材料で作っていますので熱には強いですが、何も入れずに無理な空焚きを長時間することのないようにしてください。
Q5.調理した後、鍋がまだ熱いうちに冷水で洗っても割れませんか?
A6.熱いまま冷水を掛けて洗っても割れる心配はありませんが、鍋本体がまだ熱いですから火傷をされないように気を付けてください。
Q5.外蓋や中蓋、鍋本体がそれぞれ割れたりした場合、個別に購入できるのですか?
A6.ご購入された方のご要望に応じて、外蓋・中蓋・鍋本体をそれぞれ別々に次の価格(税込)にてお渡し致しております。(※送料、手数料は別途申し受けます。)
☆2合炊用個別価格=外蓋(白) 2,730円/中蓋 3,255円/鍋本体 8,925円
☆3合炊用個別価格=外蓋(白) 3,150円/中蓋 3,675円/鍋本体 11,550円
Q7.鍋を落としてしまったために鍋底の部分が欠けて電線のようなものが出てきましたがこのまま使用しても大丈夫でしょうか?
A7.電線のようなものは鍋本体の電気抵抗反応部です。IHクッキングヒーターに反応するようであれば使用は可能ですが、金属部の露出部分が傷ついたり、断線するとIHクッキングヒーターには使用出来なくなります。
Q8.鍋の外底に焦げが出来たので金属タワシ等で擦り落としても大丈夫でしょうか?
A8.電線のようなものは鍋本体の電気抵抗反応部です。IHクッキングヒーターに反応するようであれば使用は可能ですが、金属部の露出部分が傷ついたり、断線するとIHクッキングヒーターには使用出来なくなります。
Q9.鍋の内側の底にお焦げが付いてしまったのですが金属タワシ等で擦り落しても大丈夫でしょうか?
A9.鍋の内底の焦げ付きは金属タワシで擦るか、それでも取れないときは、マイナスドライバーで「軽く擦るように」焦げを取ってください。その時、鍋の表面にドライバーの跡が付くことがありますが、鍋の表面が傷ついたのではなくドライバーの金属メッキが釉薬の表面に付いただけですので心配ありません。
Q10.IHクッキングヒーターには金属製の物しか使えないと聞いていますが、陶磁器製の物でも使えるのですか?
A10.一般的には「鉄、鉄鋳物、鉄ホーロー製」や「磁器に反応するステンレスやステンレスの一層の製品です。また材質的に使用出来る物でも、鍋底が平らでなかったり、足が付いてる等の物は使用出来ない場合があります。
陶磁器製はそのままではIHクッキングヒーターには使用出来ませんが、「有田焼IH炊飯器『炊っくん』」は特殊な加工技術(特許出願中)でIHクッキングヒーターにも使用出来るように作られた物です。土鍋感覚を楽しみながら、ガスレンジでも電子レンジでもIHクッキングヒーターでも使用出来る「万能陶磁器鍋」として開発しました。
Q11.簡単にIHクッキングヒーターの仕組みを教えてください。
A11.ガスは炎が鍋底を熱して調理しますが、IHクッキングヒーターは鍋底に電気が流れ、そのときの電気抵抗で鍋底が熱くなり調理が出来ます。電気抵抗とは「電気が流れるときに熱が発生する」ことですが、陶磁器には電気が流れない性質があるため電気抵抗が発生しません。その性質を利用して碍子など電気の絶縁体に使われています。このように陶磁器そのままではIHクッキングヒーターには使用出来ません。
Q12.IHクッキングヒーターのほかにガスや電子レンジ等でも使えるのですか?
A12.IHクッキングヒーター対応ではありますが、IHクッキングヒーター専用ではありませんので、ガスや電子レンジにも当然使用出来ます。ですが、ガスコンロ等での直火使用を長期間された後は、カーボン等の影響でIHでの使用が出来なくなる事があります。 尚、ガスコンロ等での直火使用は引き続き可能です。
調理のこと
Q13.レシピにある炊飯時間で調理したのですが、うまく炊き上がりませんでした。正確な炊飯時間を知りたいのですが?
A13.レシピに掲載している炊飯時間は、あくまでも当社で実験した結果によるものです。調理器の機種が変わると炊飯時間にも差が出てきます。(例えば、同じ100Vでも出力(W数)が1.1kw~1.5kwの範囲でメーカー毎に差が出ることがあります。)また、お米の種類や、水の量、季節などで調節する必要があります。レシピでの炊飯時間は目安にして頂いて、それぞれ最適な炊飯時間で調理してください。
Q14.IHクッキングヒーターで使用する場合、100Vと200Vのどちらが良いのですか?
A14.『炊っくん』はIHクッキングヒーターの100V適合品として製造してありますが、200Vでもご使用出来ます。100V使用の場合はフルパワー設定(通常1.1~1.4kw)で使用されて結構ですが、200V使用の場合は50%のパワー設定でご使用されるのが最適です。
Q15.200Vで炊飯したら、お焦げがひどかったのですがどうしてでしょうか?200Vで使用する場合に注意する点を教えてください。
A15.次のQ16)A 16)のように、陶磁器製鍋は鍋底が熱くなるのと鍋全体が炊飯に適した温度になるのには時間差があります。従って、200Vの強い電気で急に熱くすると、鍋底の温度は上がりますが、鍋全体はまだ熱くなっていないので、鍋底にお焦げが出来てしまうわけです。 当社にて実験を繰り返した結果、200Vで使用される場合の注意点は次の通りです。
炊飯例)IHクッキングヒーター使用機種と使用条件
☆ 日立HTW-4DB 200V・パワーレベル=1(弱)~10(強) |
| 炊飯量 |
2合炊飯の場合 |
3合炊飯の場合 |
| 電圧 |
200V |
200V |
| パワーレベル(W数) |
7(1.6KW程度) |
7 (1.6KW程度) |
| 炊飯時間 |
12分前後 |
15分前後 |
| 蒸らし時間(電源を切った状態) |
15分 |
15分 |
このように、200VでIHクッキングヒーターを使用する場合の注意点は、パワーレベルをどの位で設定するかが重要です。各メーカーで若干レベルの表示数字とW数が違いますので、レベル数よりW数(1.6KW=1,600W程度の設定)に注意されるのが良いでしょう。
Q16.IHクッキングヒーターに鍋をのせスイッチを入れてから、暫くするとスイッチが切れたり、入ったりします。ヒーターの故障でしょうか?
A16.IHクッキングヒーターの故障でも鍋の故障でもありません。IHクッキングヒーターの調理プレートの熱が上がり過ぎないように保護するため、温度センサーが働き電源が切れるためです。陶磁器製の鍋は金属製に比べて鍋底の温度が鍋全体に伝わるのに時間が掛かります。その間に鍋底と調理プレートとの接触部分の温度をセンサーが感知して一旦切れますが、温度が下がるとまた電源が入ります。『炊っくん』の鍋全体が熱くなると今度は冷めにくいため電源が切れても調理温度が保たれ、遠赤外線効果も働き、金属製に比べて短い時間で調理が出来ます。
Q17.白米を目盛りどおりの水加減で炊いたのですが、芯がある感じなのですが?
A17.蒸らし時間が短かった(15分前後は必要)か、洗米後の浸漬時間(お米を水に浸しておく時間)の不足が原因と思います。浸漬時間は、夏は30分、冬は1時間くらいが目安です。
新米のシーズンになると、精米の含有水分率が高く、柔らかくなりすぎる傾向がありますので、新米シーズン(10~12月の間)は加水量を目盛りより1~2ミリ下げて炊いてみてください。。
A18.『炊っくん』は、1,260℃前後で長時間焼成していますので衛生上は問題ありませんが、原料が自然の物であるため、焼物の臭いがする場合が稀にあります。その場合は水ないしお米のとぎ汁を鍋に入れて沸かして頂くと土臭さがなくなります。
Q19.玄米を目盛りどおりの水加減で炊いたのですが、表面が柔らかくて芯があるようなのですが?
A19.浸漬時間と水加減、炊飯時間が関係します。
普通は浸漬時間=半日程度、水加減=お米の1.5~1.6倍、炊飯時間=1合の時15~16分程度、2合の時20~22分程度です。玄米は加水量が多いので3合用の釜でも2合炊きにとどめてください。また、IHクッキングヒーターの温度設定はフルパワーではなく低めにしてみてください。
玄米は浸水性が悪く、長時間炊く必要があります。
Q20.水加減の目盛りはお米の量の何倍で設定してありますか?
A20.水加減の目盛りは標準的なお米の炊き方で設定してあります。
お米1合(150g=180cc)を水で研いでから30分(冬場は60分位)水に浸してからザルに上げ5分位置いて鍋に入れます。そして150g×1.33倍=240cc位の水を加えたラインが1合の水加減のラインとしています。2合、3合のラインは1合の2倍、3倍に設定しております。
しかし、最近は保管状況が良い上、手軽に精米できるなど、お米の含水量が維持される環境なので、柔らかい場合は、ラインより1~2ミリ少なめの水加減で炊いてみてください。
Q21.ご飯炊きのほかに煮物や蒸物などにも使用出来ますか?
A21.商品名が「有田焼IH炊飯器『炊っくん』」となっていますが、別名「有田焼IH万能鍋」と呼んでもよい位に色々な調理を楽しめます。特に鍋本体の黒い色の釉薬は遠赤外線が多く出る材質を使用していますので、遠赤効果で食材がふっくらと仕上がります。野菜や豆の煮物、カレーやシチュー、鍋の底にお芋が焦げ付かないよう網を敷けば、石焼芋も25分位で綺麗に、美味しく出来上がります。(IHクッキングヒーターでは、1,000W以下で使用してください。水は入れなくてもよろしいです。)
但し天ぷら鍋としては万が一火災の原因になる場合を考え、ご使用にならないでください。
Q22.電子レンジでのご飯の炊き方はどのようにしたら良いのですか?
A22.電子レンジのボルト数やワット数で異なりますが、東芝製ER-QB2-500Wの電子レンジを使用し、外蓋を使わず中蓋だけで、1合が9分位、2合が11分位で炊き上がりました。但し、15分位の蒸らし時間を忘れずに!
Q23.有田焼IH炊飯器の魅力はどんなところにあるのでしょうか?
A23.「有田焼IH炊飯器『炊っくん』」は400年以上続く有田の焼物技術(ローテク)と最先端のIH技術(ハイテク)を特許技術で合体した「先端商品」です。言ってみれば「現代のマキ窯」(IHクッキングヒーター)と「現代の土鍋」(有田焼IH炊飯器)で調理を楽しむこと。
今は何でも「スイッチオン」!機械任せの他人(ひと)任せ!のご時世ですが、ここでちょっといろいろ工夫しながら、ご自分の美味しさを見つける楽しさは如何でしょうか?
「はじめチョロチョロ中パッパ、ジュウジュウ言ったら火を引いて、赤子泣いても蓋とるな」美味しいご飯を炊くコツは昔も今も変わることはないのです。
Q24.ご飯を炊いていて、沸騰時に吹き零れてしまう時があります。吹き零れないように炊くにはどのようにしたら良いのですか?
A24.「炊っくん」での炊飯では水の量や火加減により、沸騰時に、吹き零れる可能性があります。吹き零れを防止するには次のことに注意してください。
●まず、どの炊飯方法でも、外蓋の穴より湯気が出る(沸騰する)頃、外鍋がポコポコと動き出したら注意してください。
もしも、吹き零れが始まったら・・・
【IH調理器での炊飯の場合】
一度電源を切り、吹き零れがおさまるまで待ってください。おさまったら再度電源を入れ、吹き零れない程度の「弱」にして、約4分~5分炊いてください。
【電子レンジでの炊飯の場合】
一度電源を切り、吹き零れがおさまるまで待ってください。おさまったら再度電源を入れ、吹き零れない程度の「弱」(160W程度)にして、約5分~8分炊いてください。
【直火(ガスコンロ)での炊飯の場合】
一度火を消して、吹き零れがおさまるまで待ってください。おさまったら、再度火を点けて、吹き零れない程度の「弱火」にして、約4分~5分炊いてください。
●美味しいご飯を炊くためには、しっかり水分を飛ばし、α化(お米のデンプンの糊化)を促進させなければいけません。
「炊っくん」は保温力に大変優れているので、一度電源を切っても、温度を維持でき、α化促進の妨げをしません。
弱火の時間は、余分な水分を飛ばす時間です。上記の時間はご飯の量などでそれぞれ調整してください。また、その後の15分位の蒸らし時間も美味しいご飯には重要です。